作品展レポート その4  




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  きゃ~!ってバーバヤガーさん、いきなり出てくるとびっくりするじゃありませんか!


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  「おや、小さいモ リや。バーバの家へ寄っておいき。」

  い え、結構です!失礼しま~す!

  ふ~。バーバヤガーの家に入ったら、無事に出てこられるかわかりませんよ。クワバラクワバラ。

  

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  わ~!地響きがするかと思ったら、大きな大きなダイダラボッチさんが通りすぎます。

  
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  ふっかふかの素敵なベッドだあ!あれ、会合中でしたか、失礼しました~!


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  夕焼けのすすき野原に舟をこぎだしていますよ!は~懐かしい色だなあ。僕の仲間たちは皆どうしているかしら。

 なんだかとっても寂しくなってきました。でも、なぜだかいつも見守られているような気がするのですよね。

  

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  どうしてでしょうか?

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  あんな所に竹林が。ここで道を聞いてみましょう。すみませ~ん!道をお尋ねしたいのですが~!



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  「ぼく、の~ら~ り~。」

  「ぼっぼく、 くらり~。」

  「な~にをそんな にあわてているんだ~い?」

  「ぼくらとここ で、ゆったりしているといいよ。ははは~!」


  
どうも訊ねる相手を間違えてしまったようです。失礼いたしま~す!

  

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  たくさんの精霊に出会いましたが、道を聞けそうな方はいません。本当に道に迷ってしまったようです。これから

 どうしたらよいのでしょうか。



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  あ!そこにいるのはノームさんではありませんか?すっかり道に迷って困っています。グリーンレディーさんの

 靴を見つける為に、どうしたらよいか教えてください!



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  「物事はなるよう にしかならん。あれこれ心配せんと、迷っていることそのものを楽しむがよいぞ。」

  あ りがとうございます!でもなんだかわかったような、わからいような。つまりどういう意味なんですか?あれ?

 いつのまにかノームさんの姿が見えなくなってしまいました。とはいえなぜだかほっとした気分です。確かに探し

 物は忘れた頃にやってくるものですから、僕もこのひと時を楽しむことにしましょうか。



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  そう思っただけで、この森がとてもゆったりとした居心地の良い空間に思えてくるから不思議です。



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  そのせいか今まで気づかなかった事に気づいたりして。おや?誰かの呼ぶ声がしますよ!

                                               つづく 

  

 

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