四大元素と龍の物語

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  こんにちは、ピクシーです!さて、第三回泊まり込み製作の初日は満月でした。

 
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  部屋に差し込む月光は物狂おしいような不思議な気がいたします。こんな森の中では月も力を増すのでしょうか?

  さて、今回はマニ車に描かれている絵の内容について、ご説明いたしましょう。え?わたくしの説明で大丈夫

 かと?もちろん、お任せください!店主の創作ノートを昼寝中にこっそり持ち出してきましたので、バッチリで

 ございます!

  さてさて、まずパッと目を引くのが四枚の絵です。世界の構成要素である、地・水・火・風(ち・ すい・か・ふう)

 の四大元素を表しています。これらは白州周辺の民話をモチーフにしています。それでは一つ一つ詳しく見て参り

 ましょう。


  <地:ダイダラボッチの伝説>

   

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  左が下絵、右は現在の進行状況でございます。

  どれどれ、創作ノートによりますと【地を表すダイダラボッチ(デーラボー)という巨人。白州周辺にはこの巨人

 伝説がたくさんあり、あちこちにダイダラボッチが落とした岩でできた山や、足跡といわれる池がある。】

 なるほど!農場に近い大坊という地名もデーラボーからきているそうですよ。


   <水:釜無川の蛇女伝説>


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  なんだかずいぶん細長くクネッとした女性ですね。【釜無川の洪水を鎮めるために、釜の蓋に乗って荒れた川に

 飛び込み、水害を防いだ蛇女の伝説】とあります。やっぱり蛇だったのですね。それにしても釜の蓋とは・・・。

 何か深~い事情があったのでしょうねえ。



          <火:ウナギの伝説>  

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  【この土地にはウナギを大切にする信仰がある。耳のあるウナギを食べた人達の家が火事になり、食べなかった

 人の家だけが焼け残った伝説。食べた人の目が見えなくなるという類話もある】とのこと。しかし、この絵のウナ

 ギには耳ではなく角が生えていますね。なぜなのでしょうか?創作ノートを見てみると「・・・?」難しくてよくわ

 かりません。とにかく話せば長~い説明があるようですよ。マニ車が完成した暁には、これらの絵の詳しい説明

 が入った冊子を作る予定だそうですのでお楽しみに!


   <風:絵馬の伝説>

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  【絵馬に描かれた馬が夜ごと抜け出し、作物を荒らすという伝説。これは馬が嵐を起こしたという意味だろう 

  か?尾白川にはタケミカヅチ神の魂からうまれた天津早駆という、銀の翼を持つ白馬がいたという】

   ずいぶんとフサフサしたたてがみですが、そういえば翼のようにも見えますね。

  ちなみに絵の下に書かれた文字はラテン語で、地水火風を表しています。店主だって発音できないくせにねえ。

  (あ!間違えました。ラテン語じゃなくてギリシャ語です。失礼いたしました~。)


   <龍:第五元素>


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  第五元素って何でしょう?【物質的な四大元素を結合させる、高次の元素】だそうです。難解でございます。

 つまり四大元素を束ねる龍が回ることで、世界がつつがなく循環するように、という祈りが込められているって

 ことでありましょうか?

  以上が絵の簡単な説明でした。さて、そろそろ店主が昼寝から覚めそうですよ。そおっと創作ノートを返して

 参りましょう。

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             このHPの文章と画像の著 作権は総て製作者に帰属します。 © Naoko Ota

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