よきお隣りさんのための音楽会 その1

 



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  こんにちは!ピクシーです。今日は8月9日に行われた「よきお隣りさんのための音楽会」についてレポートしま

 す。場所は北杜市にある清 春旅と空想の美術館。6日より太田二郎版画作品展「よきお隣りさんの狂宴」が開催され

 ております。

   
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  ところで「よきお隣りさんのための音楽会」ということは、わたくしたち精霊たちのために音楽会が開かれるという

 ことでしょうかね。それは聞き逃してはならじと、49枚の精霊シリーズの版画が我も我もと勢ぞろい。上から覗き込

 むもの、下から見上げるものと、なにやら存在感満点で集まってきました。これぞ狂宴という題名にふさわしい、ワイ

 ワイした感じになっております!


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  そして人間のお客様にも部屋が一杯になるほどお集まりいただいて、これまたワイワイとした熱気に包まれました!

 さあ、店主がご挨拶いたします。


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  この日のコンサートの題名は「アイルランドからの足音~音楽の妖精シーオーグと共に~」です。シーオーグとは

 アイルランドの古代の砦に棲む妖精で、うっとりするような美しい音楽を奏で、詩人や音楽家にインスピレーションを

 与えると云います。


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  ということをご説明する為に前に出た店主でしたが、自己紹介もせずに話し出した上に、さらに調子に乗って美術館

 近くの神社に棲むという妖怪、足元コロリン天吊るしの話など始めてしまいました。あ~あ・・・。まあ、店主は

 好きにしゃべらせておくとして、わたくしピクシーがご説明いたしましょう。これから岡埜葡萄さんが朗読してくださ

 るのは「ノックグラフトンの伝説」というアイルランドの民話です。

   

  背中にコブのある青年が、古い塚の横で休んでいたところ、中からとても楽しげな音楽が聴こえてきました。それに

 聞き入っていた青年はついつい一緒に唄い出してしまいます。青年の素晴らしい歌声を喜んだ妖精が、背中のコブをき

 れいに取り去ってくれます。同じようなコブのある別の青年が、この話を聞いて自分もコブをとってもらおうとしま

 す。しかし、妖精は彼の歌があまりに下手なのを怒って、一人目の青年が残していったコブを彼の背中にくっつけてし

 まいました、というお話です。リコーダー奏者の武藤哲也さんがこの物語の挿絵に描かれた簡単な楽譜をもとに、妖精

 の歌をアレンジして唄ってくださいました。それが本当に耳に残る、ワクワクした曲なのです。


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  朗読と音楽が巧みに組み合わさり、重層的な世界が広がりました。一つ目の物語が終わり、一瞬静かになった後、

 再び始まった音楽は、何やらとても日本的。二つ目の物語の朗読が始まりました。題名は「こぶとりじいさん」です。

 確かに、さっきのお話と驚くほど似ていますね!アイルランドと日本の民話がどうしてこんなにも似ているのでしょ

 うか?

  どちらの物語でも一人目の青年とおじいさんは、思わず唄い出したり踊り出したりします。それは意図的なのでは

 なく、無我夢中な状態。シーオーグの与えてくれるインスピレーションは、こんな状態の時に訪れるのかもしれません

 ね。


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  さあ、後半はリコーダー演奏です。ロンドンデリー・エアーやグリーン・スリーヴスなど、妖精にまつわる曲を演奏

 してくださいます。リコーダーってこんなに色々な種類があるのですね!ご自身で多重録音された伴奏に合わせて、

 高音のパートを生で演奏するという独自のスタイル。アンコールまで大いに盛り上がりました。

  


  なんと9月には2回目のコンサートがあります。題して「スラヴの風~東欧の山姥バーバ・ヤガーと共に~」。

 音楽と朗読と版画が織りなす不思議な世界。次はどんな世界を垣間見ることができるのでしょうか?


      太田二郎版画作品展 「よきお隣りさんの狂宴」

      場所:清春 旅と空想の美術館    山梨県北 杜市長坂町中丸1543-58

         TEL 0551-32-8188

      開館日時:木・金・土・日・祝  10:00~17:00

      入館料:小中学生300円 大人500円  


     「よきお隣りさ んのための音楽会」

      第2回 2015年9月17日(木)14:00~ 「スラヴの風 ~東欧の山姥バーバ・ヤガーと共に」

          リコーダー演奏:バルトークの曲を中心に

          朗読:ロシア民話「うるわしのワシリーサ」

      *ご予約の必要はありません。料金 大人2000円 子供800円(入館料込み)  

   

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