マニ車お披露目編 最終回! |
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こんにちは!ピクシーです。それでは改めて、完成したマニ車の全貌をご覧いただきましょう。
3月4日には五風十農場でマニ車の入魂式が執り行われました。お祭りの関係者の方々が天板にサインを入れてく ださいました。
こうしてマニ車は工房の手を離れて、独り立ちしたというわけです。 4月21日には「ありがとう笑顔共和国 建国祭」と称して、マニ車のお披露目が行われました。しかし、お祭り当日 はあいにくの雨。工房のある富士見町にいたっては雪に変わり積もるほどでした。あゝ思い出すあの大雪の日。食料 抱えて雪道を歩きましたっけ。この冬はほとほと雪に泣かされました。悪夢再び!
しだいに雪は止み始めたものの、お次は激しい風。もう真冬並みの寒さです。この激しい陽気はどうなっているの やら?しかしお昼頃には晴れ間も見えて、なんとかお祭りはつつがなく進行してゆきました。こんな天気にも関わら ずたくさんのお客様がいらしてくださいました。
わたくしが一番目を魅かれたのは「山菜天ぷら400円也」です!前日に山で採ってきたタラの芽・山ウド・コゴミ 等を目の前で揚げて下さるのです。ふと見ると隣は十割蕎麦のお店。これはもう山菜蕎麦にするしかありませぬ。屋 台の物とは思えないほどしこしこのお蕎麦に揚げたての山菜天ぷら。これはもうたまりません!
え?食べ物の話はもういい?はいはい。やはり一番の見ものは「回転するマニ車」ですよね。そう、水車と連結し す! 「回るマニ車」の動画再生 マニ車の始動式には奉納演奏と舞があり、お祭りは最高潮!“ありがとう”と書かれた紙を、たくさんの方々が入 れてくださいました。 マニ車に込められた物語をお伝えするために、この日配られた冊子「マニ車を巡る物語~森と水と精霊と~」。 実はこれ、工房店主が書いたものなのです。 「太田二郎著」だって!きゃは~!なんだか恥ずかしいですねえ。内容はここ白州町に棲む妖怪たちが集まって、 マ二車に秘められた物語を紐解いていくというものです。河童や小豆洗い達がべらべらと話していて、一見ふざけて いるようですが、実際にこの地方に残されている民話に基づいているので、内容はいたって真面目なんですよ。店主 のイラスト満載の、不思議で楽しいお話です。 そして、この冊子のレイアウトをしたのは何を隠そうこのわたくしです!そんな特技があったのかと?いえいえ、 何もかも初めての経験で、しっちゃかめっちゃかの大騒ぎ。入稿したときには頭がギンギンになって湯気が出るほど でした。ありがたいことにこの冊子がなかなか好評で、マニ車に興味を持って下さる方も多くてびっくりしました!
マニ車制作が始まってから、あっという間の四か月。だけどたくさんのドラマがあって、とても四か月のこととは 思えないような不思議な冬が終わりました。これからもマニ車が末永く回り続けてくれることを祈っております。 こうして初めから終わりまで不思議なことの連続だったマニ車の物語はこれにておしまい。とっぴんしゃん。<special thanks>
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