物語朗読レポート 

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  こんにちは!ピクシーです。

  今日は8月9日に行なわれた縄文人展のギャラリートークと物語朗読についてレポートします。当日は多くの方が

 いらしてくださいました。まずはギャラリートーク。作家の方々の興味深いお話を伺うことができました。



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  さあ、次は太田二郎の出番ですよ。つっかえながらもなんとかヨーロッパの古代信仰と縄文時代の共通性について

 お話しさせていただきました。



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  そして、左側の赤い版画が物語の題名にもなっている「八つ頭の牛」です。北杜市の高根町に“やつうしの池”

 という場所があり、大昔ここに八つの頭を持つ牛が棲んでおりました。けれど、八ヶ岳の噴火で飛んできた石が

 池を埋めてしまい、小さくなった池に棲むことの出来なくなった牛は、佐久にある池へと移り棲んだという伝説

 があります。なんだか情報量の少ない伝説ですね・・・。

  店主はこの伝説を元にして「八つ頭の牛」を書いたというわけです。学芸員の村松さんによると、縄文時代に牛は

 いなかったそうですが、それよりもはるか昔には野牛と呼ばれる生き物がいたといわれています。

  今回の物語では縄文人が“ウシ”を伝説上の生き物として語り継いでいた、という設定になってます。

   

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  さて、いよいよ物語朗読「八つ頭の牛」のお時間です!中央には中空土偶と神津島産の黒曜石が飾られています。

 この2つの出土品が物語に織り込まれているということですね。なんだかドキドキしてまいりました!



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  左手には宇々地さんがお使いになる楽器が並べられました。なんと朗読の効果音を含めて、10種類もの楽器が

 使われることになっております。見たことのないような不思議な楽器の数々っ!



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  さあっ、皆さんお静かにっ!朗読が始まりますよ!

 伊藤さんの落ち着いた声が「やつがしらのうし・・・」と題名を読み上げます。そして静かに宇々地さんの土笛の

 音が響き始めました。

 「爽やかな風の吹く向こうには、八つの頭を持つ山が・・・」

  主人公のアキという少年から、兄のオイ、老婆、謎の老人、ナレーションと5つの声を見事に使い分け、臨場感

 たっぷりの朗読をされる伊藤さんの見事さ。わたくし、縄文時代にタイムスリップしてしまいました!

 主人公アキを身近に感じて、自分まで村で行なわれる不思議な儀式に参加しているような気分。

 『ドンッ!』

 物語に浸っていたので、不覚にも突然の太鼓の音にビックリして、思わず飛びあがってしまいました。とほほ。

 こんな風に場面ごとにぴったりの音が絶妙な間合いで挿入されていきます。

  目の前にある本物の土偶や「八つ頭の牛」の版画が合間って、リハーサルではかった不思議な空気感が生まれてき

 たようです。



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  最後の土笛が静かに鳴り止み、伊藤さんがお辞儀をすると、アンコールを求めるような盛大な拍手が沸き起こり

  
 ました!「まるでラジオドラマみたいでびっくりした!」とか、「最後にジンときた!」などと有難い感想もいた

 だいてほっと一息。勝手気ままに脚本を書いた店主は、今さらながらその重責に緊張して冷や汗をかいておりました

 が、すばらしいライブに大感激。安堵のあまりぐったりとしております。



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  物語を聴いた後は、中空土偶や黒曜石がすごく身近なものに思えてきました。あらためてじっくりと眺めて縄文

 時代に思いを馳せる。物語世界に入った後にくるこの感じが、本当に得難いものですよね。ケースの周りに集まって

 土偶をじっくり見つめる皆さんに、店主がなにやら説明しています。

 「この黒曜石はもともと原石だったものを、アキが削ってこの形にしたんですよ」

 こらこらホラを吹くのもいい加減にしなさい。まったく自分で作った話を自分で信じちゃうんだから。まあ、これぞ

 大ぼら吹きの真骨頂ともいえますね。

  わたくしも今回の成功で“言いだしっぺ”の汚名返上でございます!さて、次はどんな面白い事を“言いだし”

 ましょうかね!



  

  

 

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