サムヒギン・ア・ドゥール |
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とうとう寒冷地にも春が来ました。今年はいつもより早くツバメ も到来です。工房前の桜も今が満開。 毎年やって来るキセキレイは給湯器の煙突横の断熱材を巣作りの 材料にしています。そのコツコツと壁をつつく音が春の訪れを告げ ます。堆肥の山は発酵して湯気が出るほどの暖かさ。それを知って か、カナヘビが居心地良く暮らしています。 のに素っ頓狂に鳴きました。カエルといえば、ウェールズにいると いう「サムヒギン・ア・ドゥール」。ヒキガエルのような姿で、 コウモリのような羽と尻尾を持つ水の妖精です。漁師の釣り竿の エサを取ったり、釣り糸を切ったりする悪戯をします。岸に引き上 げられると金切り声を上げ、その声に驚いて水に落ちた漁師を食べ てしまう、というなかなか獰猛な性質です。 先日季節外れに鳴いたカエルはもしや…。どうか我が工房では他 のカエルさん達のように、穏やかに過ごして頂きたいものです。
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