妖精たちのいたずら その2

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  こんにちは!ピクシーです。先日、無事に終了した太田二郎版画作品展「妖精たちのいたずら」についてお伝えしま

 す。今回の作品展はいつもと勝手が違いました。なにせ特別養護老人ホームという特殊な場所なのですから!


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  こ~んなに広くて明るいロビーの一角に、ゆったりと版画を展示させて頂きました! 

                    
 
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  クリスマスも近いので、今回のオブジェはドイツの「ループレヒト」です。聖ニコラウスに従って悪い子供を懲らし

 めるという、恐いサンタクロースなのです。


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  「諏訪周辺伝説地図」は思いのほか好評で、入所されているお年寄りの方々も、懐かしい地名や昔話に刺激を受けた

 のか、色々な貴重なお話しを聴かせてくださいました。この地図と二つのオブジェは作品展終了後も施設に展示されて

 います。玄関の横に飾られているループレヒトが、来館のお客様を驚かせていないか心配です。

  そして、この場所ならではの企画が塗り絵です。店主が大きな紙に描いた絵を九等分して、入所されている方々に

 塗って頂いたのです。九人九様の個性があってとても面白いですね。皆さん凄い集中力で塗り絵に取り組んでくださ

 いました。


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  さて、最終日には「富士見町のいたずら者と世界の妖精たち」と題して店主がお話しさせて頂きました。入所者さん

 だけでなく、外からも人が来て下さるかドキドキしていましたが、なんと総勢50名以上のお客さまとなりました!


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  内容は版画の題材となっているいたずら好きな世界の妖精たちと、富士見町に残された伝説との共通点を探っていく

 というもの。わたくしピクシーも話しの中に登場いたしました。しかし、わたくしはスコットランド出身の由緒正しき

 妖精ですから、富士見のキツネ殿と比べられるといささか不本意なのです。わたくしのいたずらのほうがずっと芸術的

 なのですよ!

   

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  お話しの主役は「むじな」。甲州街道沿いに残っているむじなの足跡をたどりつつ、伝説の謎に迫っていきます。


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  このようなちょっと複雑な内容に、お年寄りは飽きてしまわれるのではないか・・・という懸念があったのですが、

 相槌を打たれたり、合いの手を入れて下さったり、皆さん最後まで熱心に聴いてくださいました。

  やっぱり伝説や昔話には人の心の深い所をつなぐ鍵が隠されているのですね。今回の作品展はそれを再確認する貴重

 な機会となりました。


 
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