BALLYBOGS |
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不平不満ばかりを言っている輩がいたとすれば、それは バリーボッグかもしれません。 彼は泥炭地の番人で、泥臭い風貌をしています。背は低く 太っていて、ひょろ長い手足。人間の手助けをすることも ありますが、悪さもします。 我々は周囲にある様々なものと引き合ったり、反発したり しています。潮風が吹く海辺が心地よい人もいれば、波の音 に落ち着かない人もいるように。 バリーボッグは泥炭湿地に出没しますが、彼は地球内部の 熱くくすぶったマグマのような状態と親和性があるのでしょ う。このような環境の性質は、いつもやるせない怒りをため こんで、欲求不満の状態を象徴しているようです。燃え盛る 炎であるならば、憤怒となって表出しますが、泥炭において はプスプスと不平や愚痴となるのです。 我々も不平不満の気分に陥った時には、くすぶった泥炭地 とつながっていることを感じながら、だらしない格好のバリ -ボッグに思いを馳せてみるのも一興でしょう。 |
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