よきお隣りさんの狂宴 タラスク編 |
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こんにちは!ピクシーです。 今日は清春旅と空想の美術館で行われている、太田二郎版画作品展「よきお隣りさんの狂宴」の主役をご紹介します。 玄関を入ってまずお出迎えしますのは、チラシにも使われた作品「泉」です。 そして、受付から中を見ると、正体不明の自然素材の塊りが! 亀と間違われる方が大変多いのですが、実はこれ、今回の為に仕上げた新作版画「タラスク」のオブジェです。 タラスクとは南フランスに伝わる伝説の竜です。その地方では今でもタラスク祭りがあり、やっぱり亀にそっくりな 竜の山車を町中引き回すのだそうです。というわけで、このオブジェが亀そっくりなのはその為だったのです!すらり とした竜を作ろうとして、へしゃげてしまったわけではございませんのであしからず。 それではこのオブジェは何で出来ているのでしょう?制作過程を逆回しにしてみましょう。
素材はススキの葉を束ねたもので、それをアーチ支柱にくくりつけてあるわけですね。設置から一ヶ月たった今でも 会場は緑の香りがしています。
これは工房の庭で試作を繰り返していた時の写真です。ススキで出来た頭部はまだ青々としていますね。松ぼっくり の目と笹の角で、結構愛嬌のある顔をしています。会期の終わる10月の末には、ススキが枯れてすっかり黄色く なっているのでしょうか?
さて、いよいよ第2回のギャラリーイベントが近づいて参りました。今回のテーマはこちら。
東欧の山姥バーバ・ヤガーです。臼に乗って飛び回る、恐~いお婆さんですが、恐いだけじゃない不思議な魅力を 岡埜葡萄さんの素敵な朗読と、武藤哲也さんのリコーダー演奏で表現していただきます。題して「スラヴの風」。 どんな演出になるのでしょうか。またまた楽しみですね!
「よきお隣りさ んのための音楽会」 第2回 2015年9月17日(木)14:00~ 「スラヴの風 ~東欧の山姥バーバ・ヤガーと共に」 リコーダー演奏:バルトークの曲を中心に 朗読:ロシア民話「うるわしのワシリーサ」 *ご予約の必要はありません。料金 大人2000円 子供800円(入館料込み)
太田二郎版画作品展 「よきお隣りさんの狂宴」 場所:清春 旅と空想の美術館 山梨県北 杜市長坂町中丸1543-58 TEL 0551-32-8188 開館日時:木・金・土・日・祝 10:00~17:00 入館料:小中学生300円 大人500円 ←前へ つづく
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